裁判例

事業再生
資本金額減少の際の「債権者を害するおそれ」とは(大阪高判H29.4.27)

色々な要因で、減資をすることは時々あります。特に、事業再生のため会社規模を小さくする場合や、税務上のメリットをとる場合が多いものと推定されます。 減資の際に問題となるのは、会社法449条5項ただし書です。つまり、減資に対 […]

続きを読む
企業法務
同族会社間におけるトラブルの例(最判H17.2.15)

多くの中小企業は同族会社です。 「同族」といっても、必ずしもずっと仲がいいわけではありません。特に相続などが発生して代が変わると、ほとんど付き合いのない者が株主となることもありえます。また、兄弟で株を持っていたとしても、 […]

続きを読む
企業法務
会社の業況が悪い状況で取引を継続することと、取締役の第三者責任について(高知地裁H26.9.10)

会社の業況が悪化していてたとしても、なんとか事業を継続しようとしてやや無理をして取引を継続することは、一般的にみられるところです。 一方で、取締役は、その職務により第三者に損害を与えた場合。悪意・重過失がある場合、損害賠 […]

続きを読む
企業法務
株主総会で株主の代理人弁護士の出席を認めないことは違法か(札幌高判R1.7.12)

いわゆる同族会社において、株主間で紛争になることは少なくありません。 相続が発生して相続人に株式が分かれたり、最初は仲良く株式を持ち合い経営していた兄弟仲が悪くなったりするようなケースが典型です。東京地方裁判所民事8部は […]

続きを読む
事業承継
同族会社の少数株主対策(東京地判H30.3.22)

同族会社の事業承継で、時々問題となるのが少数株主対策です。ある程度の歴史の長い同族会社の場合、相続などを通じて、株式が分散してしまっているケースがあります。少数株主が多いと、会社の重要な意思決定が難しかったりすることもあ […]

続きを読む